TOP > 社長あいさつ
皆さまにお伝えしたいことがあります。それは、私たちリゾングループは“ふるさとまちづくり企業"だということです。主な事業となっている不動産事業も、地域の皆さまと一緒により良いまちづくりを行うための第一歩として始めたもの。だから、不動産事業が私たちリゾングループの本質ではないのです。
私たちが行うのは、私たちのまちがより良くなっていくための仕事。土地や建物のオーナーさまや、このまちに住まう皆さまが「ずっとこのまちで暮らしたい」と想えるまちを創ること。
住まう一人ひとりの皆さまが繋がり、交わり、豊かな毎日を送れるまちを創ること。そして、皆さまのお子さまも、その次のお子さまも、みんなが“ふるさと”として愛し誇れるまちを創ること。
不動産も、コミュニティも、コンシェルジュも、そしてこれから生まれてくるさまざまなサービスも。すべてはこの“ふるさとまちづくり”のための事業なのです。人とひとを結び、支え合い、豊かな毎日を育む絆を何よりも尊いものと考えています。
それらを大切にしていくことができる“まち”を、地域の皆さまと一緒に創っていきたいのです。それが、私たちリゾングループの信念であり、本質なのです。
私たちリゾングループのはじまりは、今から60年以上前にさかのぼります。
当時、竹材商を営んでいた初代社長は、地元の皆さまの山に入り、竹を取らせていただいていました。嘘をつかず、穏やかで、誠実。そうした人柄を好んでくださった皆さまが、少しずつ山の管理を任せてくださいました。こうしたご好意が重なり、お預かりする場所が少しずつ増えていきました。時代は高度成長期。山や畑を売りたいとご相談いただくことが多くなっていきました。
こうしたお声にお応えしていくことは、今でいう不動産仲介業。ならば不動産免許が必要――。
こうして、リゾングループは不動産との関わりのなかで最初の一歩を踏み出しました。
その日以来、会社の成長とともに様々な出来事を体験してきました。
それでも、私たちの根本は「皆さまからお預かりした土地=信頼を大切にしていきたい」という気持ちでした。
私たちは中核事業のひとつに不動産業を挙げています。
でも、それは地元の皆さまと一緒に「ずっとここで暮らしていきたいと思える“まち”」を実現するために必要だからです。
そして、長く皆さまの声と向き合っていく中で、「本当に住みよい“まち”は、不動産業だけで実現できるほど簡単なものではない」と気づいたのです。「街」ではなく、たくさんの願いを込めた“まち”。建物や道路を造ったりするだけでなく、人と人が繋がり、何代にも渡って住み継いでいくことができる“まち”。
みんなが心で繋がり、本当の豊かさのなかで暮らせる“まち”。私たちはそんなふるさととなる“まち”を地域の皆さまと一緒に創りたいのです。だから、私たちは不動産業以外のこともできるよう、会社も、人も、成長していきたいと考えています。